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スローフード木曽は発酵のまち木曽町と共にあります。

その歩みは遥か昔に木曽の先人たちが築いてきた歴史に遡ります。

江戸時代の元禄年代(1690年)芭蕉一門の蓮句会で「木曽の酸茎(すんき)に春も暮れつつ」と読まれました。

さらに江戸時代後期の天保9年(1838年)には尾張藩の隠密岡田善九郎の木曽巡行記には末川の蕪は名物なり味よしと記されています。

そして江戸時代から明治時代ににかけて木曽町で3つの蔵が誕生します。

慶応元年(1865年)中善酒造 創業
明治12年(1879年)小池糀店 創業
明治25年(1892年)七笑酒造 創業

戦後から高度経済成長を経て生活改良普及員や集落加工の取り組みを通して木曽の先人たちが木曽の郷土食文化を継承し続けてきました。

平成に入りすんきを始めとした木曽の郷土食文化を起点とした動きは、町内外で多様な展開へと発展しました。

主だったものを下記に記します。

平成7年1月      第一回すんきコンクール開催
平成11年7月     開田高原アイスクリーム工房(HIF) 創業
平成18年11月    どぶろく特区 認定 (木曽どぶろく研究会)
平成19年       木曽の赤カブとすんき 国際スローフード協会より  
            「味の箱舟」(希少食材認定制度)認定
平成20年11月      東京農業大学と連携協定 締結
平成21年       「すんき」を大々的に売り出し始める
平成21年6月     スローフード木曽 設立
平成21年3月     発酵のまちづくりネットワーク協議会
            設立(秋田県横手市 7自治体9団体加盟)
平成22年2月     第一回 木曽スローフード街道フェスタ
平成22年12月    全国醗酵食品サミット in木曽 開催
平成23年       木曽町地域資源研究所創設
            (所長:H23年4月~元信大農学部教授保井久子、
            H27年4月~ 東京農大名誉教授 岡田早苗)
平成23年12月    木曽スローフードシンポジウム
            開催 東京・浜離宮朝日新聞ホール
平成25年4月     すんき由来乳酸菌4種 特許取得
平成26年8月     木曽町発酵のまちづくり懇話会 発足
平成26年9月     木曽町発酵食品振興条例 制定
平成27年2月     地酒で乾杯宣言セレモニー 開催
平成27年9月     信州木曽町 はっこうのがっこう#01 開催 
平成29年5月     すんき 地理的表示(GI)保護制度 取得